県庁、省エネ着々成果 クールビズ10年目(中日新聞)
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【三重】
県庁、省エネ着々成果 クールビズ10年目(中日新聞)
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2008年6月13日
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職場で軽装し、エアコンの温度を28度にする「クールビズ」を県庁が取り入れて10年目の夏を迎える。7−9月の県庁の電力使用量は昨年は約104万8000キロワットでクールビズ導入前より3割近く減るなど、効果を上げている。原油急騰や地球温暖化に危機感が募る中、この夏の電力使用量はどんな「成績」となるか−。
県管財室によると、県のクールビズは国が呼び掛けた2005年より早く、1999年に始めた。議事堂を含め7−9月の県庁の電力量は、導入前の98年は約142万9000キロワットあった。空調は照明やコンセントと並んで使用が多く、全体の3分の1以上となる約55万3000キロワットだった。
クールビズを取り入れてから、気温が高い年は電力使用量も一部上がったが、過去9年で平均約4万2000キロワットを削減。
中でも空調は、03年に省エネ対策で電気式からガス式に切り替えてさらに減り、昨夏は導入前の2割強の約14万3000キロワットに収まった。
県地球温暖化対策室は「電力使用量はその年の気候によっても左右されるため単純に比較できず二酸化炭素(CO2)の削減量に換算はしていない」としているが「現実に使用量が減っており、温暖化防止に効果が出ている」としている。
県は、10年度にCO2を含む温室効果ガス排出量を90年度比で3%減らすことを目指しているが、05年度のCO2排出量は90年度より11・3%増えている。中でも車や鉄道など運輸部門の増加が目立ち、同室は「車の燃料をいかに減らすかも課題」としている。
夏場以外も、県は約10年前から県庁内の照明を昼休みに消すなどしており、昨年1年間の照明とコンセントの使用量は140万2000キロワットと98年より約35万6000キロワット減った。
(神田要一)
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