クールビズ ワイシャツ(YOMIURI ONLINE)
ドレスシャツだけで完結できるんですよね。いいことです。
クールビズ ワイシャツ(YOMIURI ONLINE)
以下抜粋
襟元にこだわり
夏に快適に働くための軽装「クールビズ」の商戦が、早くも百貨店などで始まっている。中でも、関心が集まっているのがワイシャツだ。ネクタイを外した時のスタイルに差が出るためで、襟元のデザインにこだわった商品が今夏のトレンドになりそうだ。通気性などに優れた商品も登場している。
(高橋健太郎)
ボタンダウン 青山商事の「LOHAS対応シャツ」。5040円ファッション性
クールビズは昨年6月、温室効果ガスの排出量を削減するため、環境省の提唱でスタートした。「室温28度でも涼しく、効率的に働ける軽装」が基本で、ノーネクタイのことが多い。
ただ、普通のワイシャツでネクタイを外すと、襟元がはだけてだらしない。そこで、クールビズでは昨年来、襟の先端をボタンで留めた「ボタンダウン」が主流となっている。ネクタイをしなくても襟の形が崩れにくく、襟元のおさまりがよいからだ。
第1ボタンの位置にボタンが2個並ぶ「ドゥエボットーニ」は、襟高で立体感があり、ノーネクタイでも襟元を引き締める。トミヤアパレルの「T,C,Bスタジオメイド」のシャツは、襟が前方部で普通のワイシャツより約1センチ高い3・5センチあり、キリッとした印象を醸し出す。
ワンピースカラー 三陽商会の「ポール・スチュアート」。1万3650円 首回りの台襟から襟の先端までを1枚布で仕立てた「ワンピースカラー」は、襟の曲線がきれいな丸みを帯び、襟元からのぞく首の部分がV字を描く。「イタリアンカラー」とも呼ばれる。三陽商会の「ポール・スチュアート」はあえて3枚の生地で仕立て、ネクタイを締めても襟がきれいに立つよう工夫した。
ワンランク上を目指す人にお勧めなのが、色柄の身ごろに白い襟と袖口がついた「クレリック」だ。シャツ自体が華やかなので、ネクタイなしでジャケットを着てもおしゃれに見える。レナウンが「ダーバン」ブランドで出しているシャツは、アクセントの利いたデザインが特徴だ。
AOKIカンパニーの「超空冷シャツ」は、「ヨーク」と呼ばれる肩の部分を、通常の2枚重ねではなく、1枚の生地だけで仕立てた。通気性を高めて、涼しさを確保したという。
青山商事は、健康と環境に配慮する「LOHAS(ローハス)」の理念を取り入れた半袖の「LOHAS対応シャツ」を6月に発売する。ボタンダウンで、素材には、自然界で分解する特殊なポリエステルと綿の混紡糸を採用。ボタンも天然貝を使い、環境への優しさを追求している。
記者のひとこと
突然のブームとなった昨夏は、メーカー側の供給体制も十分でなく、崩しすぎの軽装が目立った。普通のワイシャツにノーネクタイ姿というのは、どこか頼りなげでもある。様々な商品が出そろった2年目の今夏は、おしゃれに着こなすクールビズが見られそうだ。
(2006年05月10日 読売新聞)
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