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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

名古屋都心 ヒートアイランド 中区と千種区 5度差(中日新聞)

なにゆえクーラーが過剰にかかるか、そこを意識しないといけないですよね。

名古屋都心 ヒートアイランド 中区と千種区 5度差(中日新聞)

以下抜粋

 愛知教育大の大和田道雄教授(気候学)が昨秋行った名古屋市周辺の気温調査で、中区など市中心部の気温が、隣接市の尾張旭市などより6度以上、隣接区の千種区などより5度以上も高い数値を観測していたことが分かった。周囲との気温差が4度を超えると、風などの自然現象による気温低下も起きにくいとされ、ヒートアイランド現象の“定着”を示す。同教授は「ヒートアイランドと密接な関係にある名古屋市の緑化率は年々低下し現在は24・8%。この傾向が続けば中心部はますます暑くなる」と警告している。

 今回の調査は、地区による気温差が顕著に出やすい晩秋の晴天の夜(昨年11月26日午後7時30分)に実施。市内16区と周辺6市町の公園広場48カ所で気温を測った。

 その結果、市町区内の最高のポイントを比べると、中、中村、中川区では12度台。これに対し隣の自治体の尾張旭市日進市長久手町や、守山区東部は6度台で、中区に隣接する千種、昭和区や、名東、天白区でも7度台だった。最大気温差は中区と長久手町のポイントの6・5度に達した。

 同教授は、それより先に、熱帯夜(最低気温25度以上)となった昨年8月3日の午前4時にも調査。真夏は風などにより、同じ温度の空気が広域に広がる影響が終日残るため、地区による気温差が出にくいが、それでも東、中区などで29度台だったのに対し、名東区長久手町日進市は26度台で3度の差が出た。

 どちらの調査でも、区の気温が高いほど区の緑化率(2005年市調査)は低い傾向はほぼ共通しており、最高気温を記録した中区の緑化率は市内の区で3番目に低い14・6%。晩秋の調査で2番目、真夏の調査で一番気温の低かった名東区は緑化率27・0%と4番目の高率になっている。

 緑化率が低い割に気温が低いのは熱田区。その逆が守山区熱田区については「地表に占める緑の割合ではじき出す緑化率に、こんもりと茂る熱田神宮の森の量が反映されていないため」と同教授。守山区は、南からの海風が庄内川沿いに吹き込みやすい地理条件のためとしている。

 ◆ヒートアイランド クーラーや自動車などの人工排熱や舗装地面の増加などにより都心部の気温が著しく上昇することを指す。地域による気温の違いを地図に示した時に、都心部が島(アイランド)のように盛り上がることから、呼び名が付いた。

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