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新年度の課題を追う【アパレル】(8)(繊維ニュース)

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新年度の課題を追う【アパレル】(8)(繊維ニュース)

─以下抜粋─
2006年4月12日 (水曜日)
【オフィスウエア】春夏商戦が大きな山場に
 オフィスウエアは数年前まで春夏と秋冬の商戦が別れていたが、最近はオーダーが春夏の時期に一極集中する傾向が強まっている。需要自体は回復基調にあるが、オーダーに対応できるかどうかで、アパレルの明暗が分かれそうだ。
 バブル崩壊後、ユニフォーム業界もリストラや生産の海外シフトを進めてきた。それが、慢性的なマンパワー不足や商品供給力の減退につながったと見る関係者は多い。実際に春夏商戦の立ち上がりの状況をアパレルに聞いてみると「かなり好調」と「前年並み」に大きく分かれた。
 昨シーズンも在庫切れなどによる機会損失が発生し、一部の代理店やアパレルに物件が集中した。さらに需要増が見込まれる今シーズンは、企画や価格だけでなく、人材面や商品供給力など、苦しい中でも企業としてトータルな強みを構築してきたところと、そうでないところとで、格差が明確になりそうだ。
 また、今春夏の展示会ではクールビズ対応を意識し、夏服の提案が目立った。空調設備が行き届いた最近のオフィス内では、女子社員は夏でもひざ掛けが欠かせないという。そのため、オフィスウエアも夏物、冬物という明確な区分けよりも、オールシーズン対応の商品が求められることが多かった。
 しかし、クールビズ効果でオフィス内の空調温度が上がることが予想される今年は、夏服の需要も高まるとアパレルは期待を寄せる。夏服の採用が決まれば自然と秋冬商戦の需要にもつながるため、提案にも力が入る。
 いくら回復基調とはいえ、市場規模がバブル期の水準まで戻るとは考えにくく、この好況が来年以降も続く保障はない。長く苦境に立たされてきた業界にとって、
今商戦は今後を占う重要な試金石になる。
 今年の7月11日にはレディースユニフォーム協議会による合同展が東京の新宿NSビルで開催される。いい形で展示会を迎えたいというのが、アパレルの共通の思いだろう。
─以上抜粋─