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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

天神で「クールビズ」商戦、1―3割増収狙う

天神で「クールビズ」商戦、1―3割増収狙う(06/04/12)


九州最大の商業集積、福岡・天神の百貨店各社は今夏も軽装運動「クールビズ」商戦に力を入れる。すでに商品調達や販売促進策の準備を整え、専用売り場を展開し始めた。天神の三百貨店は前年比1―3割の増収を目標に掲げており、夏場の主力キャンペーンとして定着を狙う。

 岩田屋本店(福岡市)は3月末、昨年より2カ月早くクールビズの専門コーナーを開設した。首のボタンがなく自然に襟元が開く「プレスマンシャツ」などシャツを大幅に増やし、昨年に比べて五倍の百種類をそろえる。中心価格は昨年と同じ7900円。クールビズ商品の35%は九州では岩田屋だけの独自商品で、メッシュ加工の靴やトートバッグなど周辺雑貨も充実させた。

 三越福岡店(同)は18日、店員向けに市川純夫店長らをモデルにファッションショーを開き、顧客への着こなし提案を教え込む。同日からスーツ、5月9日からはジャケットとスラックス、6月半ばからはシャツと三段階で主力商材を変えて、客を飽きさせないよう工夫する。

 5月10日から売り場を展開する博多大丸(同)は「初心者も自然で着回しが利く」(伊藤隆範・紳士服飾部長)紺のブレザーを主力にする。独自商品なら40着売れればヒットとされるが、麻100%のオリジナルの紺ブレザー(4万9000円)を百着用意。紳士服フロアの主要十ブランドでも約40着ずつ展開し、顧客の選択肢の幅を広げる。

 夏終盤までの関連商品の売上高は岩田屋が前年比で3割、博多大丸が1割、三越福岡店が2―3割増を見込む。

 天神以外の百貨店でも井筒屋(北九州市)が12日にコーナーを設置。山形屋(鹿児島市)も12日から長袖シャツを前年比七倍の73種類投入する。26日から売り場を作る鶴屋百貨店熊本市)は水色など清涼感のある色使いでネクタイの売り上げ減を防ぐ。