スーツ・ネクタイなんて要らない!はてな版

着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

大弦小弦 (2006年8月3日 朝刊 1面)(沖縄タイムス)

チェックしたニュースを。

大弦小弦 (2006年8月3日 朝刊 1面)(沖縄タイムス)

以下抜粋

 アロハシャツといえば、ハワイを代表する服装。日本にも根強いファンがおり、一着十万円を超える希少物も珍しくない。
 アロハを考案したのは日本人だというのが通説だ。一九三〇年代、日系移民が着物の生地をシャツとして仕立てたのが始まりといわれる。常夏の気候、観光PRともマッチする開放的な装いで広く浸透した。

 日本でも古くから避暑として身なりを工夫する考えがあった。「六月無礼」。暑さが盛りになれば、少々の服装の乱れは失礼にならないという意味で、平家物語に登場する。高温多湿な時季をいかにしのぐか、先人も智恵をしぼっていただろう。

 梅雨明けの東京では、クールビズが定着しつつある。ノー上着、ノーネクタイは仕事の能率からも合理的だ。その追い風に乗ろうと、沖縄のかりゆしウエアのPRが盛んだが、実情はパッとしない。

 東京の民間調査会社のアンケート結果に理由の一端がのぞく。京浜、京阪神在住の働く女性千百二十人にクールビズの印象を聞いたところ、四人のうち三人が好印象を持つが、かりゆしに代表される「シャツの裾出し」には七割近くが不愉快と回答している。

 受け止め方は時と場所で変わるが、まだ壁は厚い。地域おこしのための夏場の軽装開発は各地に広がり、百貨店や紳士服店の攻勢も激しい。多様なニーズにこたえられるだけのデザイン開発や販売戦略の見直しも含めて、発想の転換が必要だろう。(石川達也)

以上抜粋