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伊メンズ見本市「ピッティ」 スポーティーな正統派(asahi.com)

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伊メンズ見本市「ピッティ」 スポーティーな正統派(asahi.com)
2006年07月10日14時28分

以下抜粋

 連日35度を超す猛暑に加えて、サッカーW杯に沸くイタリア・フィレンツェで、このほど世界最大級のメンズ見本市「07年春夏ピッティ・イマージネ・ウオモ」が開かれた。カジュアル化がさらに進み、正統的紳士服でも、スポーツ感覚で味つけした「心地よい服」がスタンダードになりつつあるようだ。

 今回の出展は654社825ブランド。約2万2000人のバイヤーが訪れた。会場では英語やイタリア語に交じって中国語や韓国語が飛び交い、アジア市場の成長ぶりをうかがわせた。

 ピッティといえばスーツなどのビジネス服を連想しがちだが、展示ブースの過半はカジュアルウエアが占め、ストリート系ファッションやスポーツウエアのコーナーもある。高級仕立て服のクラシコイタリアを頂上とすれば、すそ野にはカジュアルウエアが広がっている格好だ。

 多種多様な服が並び全体的なトレンドは見えにくいが、大人の男のおしゃれ服で目についたのは、60年代米国のスタイル「プレッピー」を今風にアレンジする傾向だ。

 「プレッピーやその源流となった20〜30年代英国のスクールスタイルは本来、若者の服装。それをヨーロッパのデザイナーが大人向けに表現している」(ファッションディレクターの赤峰幸生さん)。

 例えばバランタインカシミヤのニット。Vネックに配したストライプに、プレッピー的なスポーツ感覚が現れている。カシミヤやコットンのジャケットも軽快だ。ニット専門ブランド、ファルコネリは、プレッピーをイタリア的に解釈、ソフトでリラックスしたポロシャツを見せた。

 クラシコイタリアのクルチアーニは素材にこだわる。上質なリネンや光沢感のあるコットンを使い、色鮮やかなニットを並べた。

 高級仕立てで知られるキトンは前シーズンから日本製デニムを使ったジーンズを展開。テーラードジャケットとの組み合わせも提案している。

 一方、フェラガモが「ピッティ」とは別に開いたコレクションでも、シルクのポロシャツ、リネンのショートパンツなど、リラックスした雰囲気の中にスポーツ感覚をのぞかせた。デザイナーのマッシミリアーノ・ジョルネッティは「テニスやポロを楽しむ40年代イタリアのエレガンスを表現した」という。

 高級ブランド勤務というイタリア人女性の来場者も「スポーツ感覚を採り入れたエレガントな服が人気」と話す。「温暖化などエコロジーの問題もあって、イタリアでも生活を楽しむ方向にライフスタイルが変化している。それが紳士服のトレンドに反映している」

 炎天下の会場では、涼しげなジャケットにシャツの男性が多数派。スーツにネクタイという19世紀以来の紳士服のスタンダードが変わりつつあるようだ。

以上抜粋