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いまどきのメンズを語る(4)(繊維ニュース)

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いまどきのメンズを語る(4)(繊維ニュース)

─以下引用─
2006年3月9日 (木曜日)
質感重視、強まる本物志向
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出席者
デザイナー
コシノ・ジュンコ 氏
日登美 社長
圖師雅文 氏
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 圖師 メンズは服の形・デザインがあまり変わらないので、素材がポイントの一つになってきます。
 コシノ 軽くて薄くてシワにならないといった具合に、素材の良さがますます大事になってきます。そして本物志向がさらに強まっていくと思います。その意味でCBアイテムも、安物では貧相に見えてしまう。
 圖師 ここにきて百貨店や専門店は、大人世代対応でよりいいモノを求めるようになってきました。それによって若い層と差別化を図ろうとしています。
 コシノ 少々価格が高くてもよりいいモノを、という流れが出てきましたね。
 圖師 全般的にクオリティを上げています。ただバブル時代の高ければ売れるといった傾向とは異なります。いまは闇雲に価格を上げても売れません。
 コシノ いまの消費者は賢いですよ。
 圖師 モノを見る目がしっかりしてきました。だからこそ、素材の良さが重要になってきます。
 コシノ 日本にはいい生地がたくさんあります。先日のプルミエール・ヴィジョンでも、日本のメーカーがたくさん出ていましたしね。メーカー名を見たわけでなく、生地そのものを見て触りいいなと思ったら、日本のものだったということが多々ありました。とても心強く思いました。
 圖師 それはいい傾向ですね。今後は付加価値が高く、メッセージ性のあるものをアピールしていかないと価格では中国には勝てません。
 コシノ そう、日本の生地には確かな付加価値を感じました。風合いが良く、パッと見てジャケットにいいな、パンツいいなとイメージしました。いいモノはイメージが湧きやすい。欧州ブランドも積極的に日本の生地を使っています。日本人は繊細で、加工などの工夫も凝っていますから。
 圖師 日本人はモノ作りにおいて、基本的にその資質があり、また上手です。
 コシノ 日本人の技術は優秀で、融通性もある。でも一般的に、何でも欧州がいいと鵜呑みにする傾向があります。いわゆるブランド志向が強い。これは今も昔も同じで、看板だけで買っているようなケースがまだまだ多いようです。
─以上引用─