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HOTに“クールビズ” 06夏対応を追う(9)(繊維ニュース)

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HOTに“クールビズ” 06夏対応を追う(9)(繊維ニュース)
─以下引用─
2005年11月4日 (金曜日)
綿織物産地(2)/小ロット短納期 カギに
 播州先染め産地のクールビズ用テキスタイルの開発は綿から麻、化合繊、竹繊維まで幅広い素材で進んでいる。しかし、中心となるのは、やはり綿だ。それも高級綿や細番手使いで、綿本来の吸水性、さわやか感を強調する企画が多い。
 さらに高級感を打ち出す狙いから、織り組織はドビーによる表面変化が中心となるが、平織りによる色柄の変化と広がりを追求する動きもある。同産地の受注はドビーの好調に対して、平織りは必要な仕事量が確保できない苦戦が続いており、クールビズは平織りの活性化という面でも期待されている。
 産元は来春夏物商談に向け、夏から試織を活発化。得意先への提案も従来以上に積極的に取り組んだ。クールビズへの期待はカジュアルやアウターの拡大など、ドレスシャツからの脱却を図っていた産元の一部にも及び、産地のクールビズ商品の幅を一層広げる結果となった。
 産元の多くは綿を主力素材に位置づけているが、産地の糸商によると、試織用に多様な素材に引き合いが寄せられるなど、素材から特徴を出そうとする動きも強まっていた。紡績や合繊メーカーが開発した特化素材を活用するケースはもちろん、素材メーカーとの連携でオリジナルの素材を開発。これによって、素材からの差別化を一段と強め、クールビズ市場で海外生産品とは異なるゾーンを構築する狙いだ。
 色柄が企画の大きなポイントとなるクールビズは、これまで以上に多品種小ロット化を進めることになる。9、10月の発注が低調だったことで、多品種小ロットの発注が今後、短期間に集中した場合、得意先の求める納期にどこまで対応できるか。産地は開発力とは異なる別の問題に直面しそうだ。
 産元は受注後、糸を染めてから製織し加工する先染め織物の特徴と得意先の小ロット、短納期要求を考慮。自らリスクを張って生産し在庫する現物対応商品を拡大している。しかし、現物対応商品は商品の幅に限界がある。小ロット、短納期への対応がこれからの追い込みのカギとなる。
─以上引用─