クールビズで節電効果 中電試算（中国新聞）

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クールビズで節電効果　中電試算（中国新聞）
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'05/9/29
　中国電力は二十八日、政府が提唱した夏の軽装「クールビズ」により、中国地方で六−九月の販売電力量（見込み値を含む）が合計約八百万キロワット時減少したとの試算を明らかにした。減少量は「標準家庭の一カ月使用量に換算して二万七千世帯分の節電効果に相当する」としている。
　減少量は六〜九月の販売電力量全体の０・０４％に当たるという。節電分で、約五千四百トンのＣＯ2削減につながったとしている。
　同日発表した八月分の販売電力量は前年同期比３・６％減の五十三億九千万キロワット時と三カ月連続で前年実績を下回った。七月を含む対象期間の気温が前年より低めに推移したため冷房需要が減った。クールビズの影響もあったとみられる。
　試算は、供給エリア内の業務用事務所のうち約四割がクールビズの導入により冷房設定温度を二度上げたとの想定で、販売電力量への影響を算出した。
　日本経団連が八月末に発表したアンケート結果では、企業の４０・６％が今年からクールビズを導入。９３・６％が冷房設定温度の調節に取り組んでおり、６７・５％が設定温度を二八度にしていた。
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