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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

クールビズ“黒字決算” 経済効果1000億円/紳士服は特需/海外から注目(Sankei Web)

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クールビズ“黒字決算” 経済効果1000億円/紳士服は特需/海外から注目(Sankei Web)
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 今夏スタートしたノーネクタイ・ノー上着運動「クール ビズ」が、今月末で終了する。お役所主導の運動としては珍しく国民に浸透。環境省の調べでは名称認知度は90%以上で、6割の企業が導入した。ブームは国内にとどまらず、中国でも「清涼公務」と翻訳され、北京市で日本同様の運動が展開された。総選挙で盛り上がった熱い夏を、ちょっとクールに冷ました運動の総決算は−。 (船津寛)
 ◆夫婦でシャツ選び
 クール ビズの本来の狙いである地球温暖化防止効果では、六月から八月までに推計七千万キロワット時(東京電力調べ)の電力が節減できたという。二十七万世帯が一カ月使用する電力に匹敵する。
 経済効果もあった。第一生命経済研究所は、約一千億円の波及効果が期待できるとそろばんをはじいた。特設コーナーを設け、クール ビズ商戦に力を入れた百貨店は、六−七月の売り上げ(日本百貨店協会加盟店)で、紳士服部門が前年同期比3%アップ。長期低落傾向にある業界にあって、十六カ月ぶりの上昇を記録、ちょっとした「特需」に沸いた。ある百貨店店員は「紳士服売り場といえば、男性よりも奥様など女性が多かったが、最近は夫婦でシャツを選ぶ風景が増えた」という。
 ◆政治的効果も
 数字には表れない効果を実感したのが、導入の旗振り役となった環境省職員。「導入当初は単にネクタイを外しただけで、『ただの酔っ払い』と揶揄(やゆ)された職員もいたが、その後は工夫が見られた」と、職場のオシャレ度アップに驚く。
 旗振り役となった小池百合子環境相も得をした。当初は「普及しなかった省エネルックの二の舞いになる」と危惧(きぐ)されたが、「クール ビズ」の愛称を自ら選び、経済界を巻き込んで普及を図った。その勢いに乗って衆院選では郵政民営化反対派の「刺客第一号」に名乗りをあげ、自民大勝に一役買った。
 小泉純一郎首相もクール ビズ姿で連日、遊説し、「改革」イメージを視覚で訴えた。
 ワイシャツにネクタイ姿の民主党岡田克也前代表と好対照で、関係者からは「クール ビズは選挙戦略の一環だったのでは」との声も出たほど。
 ◆中国にも“輸出”
 日本のクールな流行は海外からも熱い視線を集めた。北京市は市政府の公務員に冷房設定温度を二六度以上(日本は二八度)に設定し、上着、ネクタイの非着用を奨励する通知を出した。
 環境省には台湾、シンガポール、タイなどから問い合わせが殺到し、高温多湿に悩むアジア各国の注目を集めた。
 政府は、「クール ビズ」に続いて、十月から「ウォーム ビズ」運動で“二匹目のドジョウ”を狙う。オフィスの暖房設定を二〇度に設定し、「寒いときは着る」を徹底させ、省エネを図る。温度管理によって石油消費量と温室効果ガス排出量を減少させようというわけだ。
 ただ、環境省国民生活対策室の土居健太郎室長が「クール ビズにはネクタイを外すという分かりやすい変化があったが、ウォーム ビズといっても、保温性の高い下着をつけるとかが主で外見に現れにくい」と話すように、「連続ヒット」は難しそうだ。
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