秋・冬紳士服で白熱の百貨店（FujiSankei Business i.）

秋・冬紳士服で白熱の百貨店 FujiSankei Business i.
以下記事
2005/9/20
　夏の軽装化運動「クールビズ」を機に、中高年男性がカジュアルなおしゃれに目覚め、百貨店不況の象徴だった紳士服売り場が盛り上がってきた。各社は冬の省エネ運動「ウォームビズ」向けの薄手のニットやこだわりのシャツなどセンスが問われる新商品を投入、秋・冬の紳士服をめぐる販売合戦は早くも熱を帯びてきた。
　■格好よくオシャレ…三越で藤村さんのシャツ
　日本橋三越本店（東京都中央区）は十九日、「オヒョイさん」の愛称で知られる俳優の藤村俊二さん（７０）がデザインした新ブランド「〔’Ｏｈｙｏｉ〕シャツ」の発売記念トークショーを開いた。藤村さんは「年をとってもおしゃれをして格好よく生きてほしい」と話した。
　シャツは、「こういうものがあったらいいな」という藤村さんの提案を受けて三越が商品化。ノーネクタイでもきれいに見えるＶゾーンや腕の動きが楽な立体的アームホールなど細かいこだわりが随所にあり、色も白、ピンク、ブルー、グレーを用意。価格は一万二千六百円。同店では八月末の発売以来、約二百着が売れた。ワイシャツとしては異例のヒット商品で、来春から全国の三越で販売する予定。
　■粋にウォームビズ…高島屋横浜店でショー
　高島屋横浜店（横浜市西区）は十九日、十月からスタートする冬の省エネ運動「ウォームビズ」の着こなしを提案するファッションショーを開催した。同店の販売員がモデルを務め、高島屋オリジナルブランド「ラフィネールアッシュ」や人気ブランド「セオリーメン」「ダーバン」のジャケットとニットの組み合わせなど十九パターンの着こなしが披露された。
　高島屋では今月十日から全国十八店舗の紳士服フロアにウォームビズ関連商品の売り場を開設。ウォームビズ効果により今年秋冬の紳士服の売上高は前年比約１０％増を目指している。
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