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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

社説:クールビズ おしゃれも楽しむチャンス(MSN毎日インタラクティブ)

トラバ・コメント企画「ノータイノージャケに少しでも関心があれば打ってください!」

以下記事
社説:クールビズ おしゃれも楽しむチャンス
 暑い夏を軽装で快適にすごそう。政府が呼びかける「ノーネクタイ、ノー上着」運動が1日から始まった。環境省はビジネスの場でも通用する軽装を「クールビズ」と名づけ、普及を後押ししている。
 小泉純一郎首相をはじめ閣僚は初日、それぞれのスタイルを披露した。彼らがセンスのよさをみせてくれるかどうかがカギを握る。これからが楽しみだ。
 軽装運動の本来の目的は、地球温暖化防止だ。京都議定書の発効により二酸化炭素の排出量を大幅に削減しなくてはならないのに、実際は増加している。特にオフィスや家庭など民生部門の増加が止まらない。
 軽装にしてオフィスの冷房温度を28度まで上げ、二酸化炭素を減らすことをねらっている。全国のオフィスで冷房温度を26度から28度に上げると、原油換算で年間31万キロリットルのエネルギーが節約できるとの試算もある。
 もちろん温暖化対策は大事だが、期待したい効果は他にもある。オフィスでも通勤電車でも、多くの女性が冷房の利きすぎによる「夏の寒さ」に悩まされてきた。冷えによる不調はそれなりに深刻で、ひざかけやカーディガンが手放せない人も多い。
 それというのも、ネクタイ・上着姿の男性に冷房温度をあわせてきたからだ。そもそもこうした服装は、夏の気温も湿度も低い西欧諸国のものだ。亜熱帯を思わせる日本の夏にはあわない。男性の服装の見直しで冷えが解消されるなら、女性は大歓迎だろう。
 男性にとっても、個性的おしゃれを楽しむチャンスだ。クールビズはかつての「省エネルック」のように「制服」に準じるものではない。好みの服装を自由に選択することで気分も変わる。「寒い日でも上着を着てはいけないか」と聞いた閣僚がいるそうだが、それでは「暑くても上着を脱がず、冷房を強くする」のと同じ発想だ。気候と体感にあわせて服装を選ぶという、当たり前の柔軟性をもってほしい。
 また、これを機に省エネにも目を向けたい。原油などエネルギー価格が高騰している。中国などの成長で需給がひっ迫していることが背景にある。日本のエネルギー自給率は4%に過ぎない。省エネ対策を加速すべきだ。
 新技術の実用化も進んでいる。電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッド車や、高効率のヒートポンプ、LED(発光ダイオード)による照明のほか、今年度からは家庭用燃料電池の試験的導入も始まった。
 例えば全国の交通信号をすべてLED化すると原油換算で約20万キロリットルの省エネ効果があり、8300万本の植林と同じ二酸化炭素の削減効果が得られるという。
 ノーネクタイ、ノー上着運動の経済効果は約6000億円というが、新技術の導入促進による効果はけた違いに大きい。クールビズはクールとビジネスの合成語で、産業の活性化につなげてこそ、その名も生きてくる。
毎日新聞 2005年6月2日 0時13分
以上 MSN毎日インタラクティブ 引用
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050602k0000m070153000c.html