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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

環境省 記者会見大臣発言要旨(平成16年8月3日)

(前略)
 私からは、一つご紹介をいたします。皆さんのお手元にお配りしている、「28・軽装にて失礼いたします」というシールですが、このサイズは、職員が国会に行く際のIDカードのサイズですので、これを下に付け、国会が始まっていることにかんがみ、環境省は上着を着ていかないという特例としていることで、中にはお叱りを受ける場合もあるでしょうから、一応の免罪符です。環境省として、今後とも夏季の軽装は定着させていきたいという思いがございますし、また28というのは、冷房の温度設定を28度にしてくださいという28であります。別バージョンでは28℃というのもありますが、できれば28という数字を見ただけで、これは夏の冷房の温度設定なんだなとわかるくらい定着させていきたいと思っています。アメリカ、サンフランシスコの49ersは、その49という数字を見れば、すぐにパッと思い浮かんだりしますし、ブロードウェイの有名なミュージカルで、42ndストリートというのがありますけど、それも42というのを見たら、そのミュージカルがパッと連想できます。ですから、この28をキーワード、キーナンバーにしていければ、この暑い夏において、冷房をきつくすることがありがちですけど、そういう中で、軽装をもっともっと定着させていくべきだということから、このシールを作りました。後々には、28だけにしていきたいと思っています。私は女性ですから、ネクタイにはあまり縁がありませんけど、男性からすれば、ネクタイに対する執着というか、それをしていればきちんとしているというツールになっているのもよくわかるんです。けれども、そもそもこんなに暑くて湿気の多い我が国で、みんながビシッとスーツを着てネクタイをしているというのは、これは我慢大会以外の何ものでもないのではないかと、大変お気の毒と思うのと同時に、何かいい方法がないかと思い、これを作りました。私は、イギリスが7つの海を制覇していたから、みんなネクタイ締めてスーツを着ているのであって、イスラム文化がその後世界を席巻したならば、みんなあの長い服のスタイルをしている、文明というのはそういうものだと思うんですね。ですから、それぞれの地域にあった文明を堂々と進めていくべきだと思います。またフィリピンだったら、パイナップルの繊維でできているバロンタガログとか、それぞれの民族衣装もありますし、日本ももっと堂々とした夏のスタイルを定着すべきではないかなと思っております。総理官邸からも10枚ほしいという依頼がありましたので、早速お渡ししました。ちなみに、designed by 大臣です。以上です。
(質問)これは、環境省の職員の皆さんが使うということですか。
(大臣)特に今、国会をやっていますので。省内においては、ほとんどの人が軽装で仕事をしていて、これは定着しているのかなと思いますけど、対外的な時には何だという声が上がることもあるということを思って作ったものです。別にこれは強制しているわけではありませんが、環境省こそ、こういったことを率先してやらなくてはいけないのではないかと思っています。
(質問)他の省庁にも、こういうのもいいのではないかと提案されたのですか。
(大臣)閣議でではないですけどね。
(後略)
http://www.env.go.jp/info/kaiken/h16/0803.html
環境省 記者会見大臣発言要旨(平成16年8月3日)抜粋