スーツ・ネクタイなんて要らない!はてな版

着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

ペン&ぺん:夏のスーツ/北九州

記者さん、こういう記事どんどん書いて欲しいです!

うだるような暑さが続いている。九州電力によると、23日には1日の消費電力量が過去最高となった。猛暑でエアコンもフル稼働に入ったようだ。
この時期になると、毎年のように思うのが、サラリーマンの制服のような夏のスーツ、ネクタイだ。これに着替えただけで、汗がジトッ。涼しげな若者の姿を横目に、「こんな格好ならエアコンの設定温度も高くでき、省資源になるのに」と冷房の効いた場所に急いでいる。このところ上着を着るのは、極力やめてはいるが……。
財団法人・省エネルギーセンターは、夏のオフィスの軽装化実態調査をホームページで公表している。調査対象の企業・自治体の51・3%が、軽装化を推進。実施企業の約6割がノーネクタイを奨励しているという。
ただし、この調査は、環境マネジメントシステムISO14001認証を取得したところが対象。「環境への配慮が進んだところでも、軽装化率はまだ半分」と見た方がよさそうだ。
他にも目を引く結果がある。「上の役職になるほど、また営業職は、上着、ネクタイ姿が多い」。これはうなずけるにしても、そうした理由のトップは「長年の慣行」というのだ。軽装化を勧めていない企業の約3割は、「軽装化で顧客からの評価が下がる」と心配するが、奨励している企業の約2割は逆に「顧客の評価が良くなった」と答えている。
「実際に軽装を始めてみれば『案ずるより産むが易し』なのです」。ホームページはこう語りかけている。
00年3月にISO14001を取得した北九州市は、7、8月を軽装可能月間としている。市環境管理課によると、本庁舎の冷房設定は28度。だが、庁舎が古く湿度調整がうまくできないこともあり、実施した。
03年度の光熱水量は使用量で99年度より約2割減。地球温暖化の元の二酸化炭素の排出を、年間約400トン減らしたという。
鹿児島県指宿市は、75年から夏のアロハ制服を続けている。今年は5月30日、市長が着用宣言を出し、9月末までアロハシャツが制服となる。「南国ムードで観光客を迎える狙いからだったが、エコファッションにもなり続いている」(市商工観光課)。ちょっぴりうらやましい。
とはいえ、服装は自由が原則。サマースーツを着たい人もいよう。だが、地球温暖化防止の観点からも、軽装化を認める風潮が広がればと願う。こんな構造改革は大歓迎だ。【宮本勝行】
毎日新聞 2004年7月26日

MSN毎日インタラクティブ 2004年7月26日 記事引用)
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/07/26/20040726ddlk40070173000c.html