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今世紀後半に夏の気温4・2度上昇、真夏日70日増加(YOMIURI ONLINE)

以下引用
 サクラの開花が平年より3日早まり、東京の平均気温が100年間で3度近く上昇したことなど、日本の温暖化の現状が、独立行政法人国立環境研究所が27日まとめた「地球温暖化が日本に与える影響」で示された。

 同研究所や他の機関のこれまでの調査結果を集約したもので、今後、日本の温暖化に関する基本データとなる。生態系や市民生活への影響のほか、今世紀後半に真夏日が今より70日程度増えるといった予測も盛り込まれている。来月1日から英国で開かれる気候科学会議で報告される。

 気候の変化では、20世紀の100年間で、気温が全国平均で1度上昇。ヒートアイランド現象の影響も加わった都市部での上昇が顕著で、東京では2・9度上がった。雨量は、地域でばらつきがあるものの、1時間に50ミリを超える豪雨の発生件数が増えた一方、降雪量が減少した。

 動植物への影響では、サクラ(ソメイヨシノ)の全国89地点の開花日が、1989―2000年の平均で、平年(1971―2000年)より3・2日早くなった。逆にイロハカエデの紅葉日は、この50年間で2週間遅くなった。北海道・日高山脈アポイ岳では常緑のハイマツやキタゴヨウなどの生育高度が上昇し、高山植物ヒダカソウが激減している。

 鹿児島県屋久島が北限だったアオウミガメは、同県本土や宮崎県でも産卵・ふ化を確認。熱帯の海に生息するテーブルサンゴの一種エンタクミドリイシが熊本・天草沖でも見つかった。昆虫では、九州、四国が北限だったナガサキアゲハが、2000年以降は関東でも確認された。

 将来予測では、21世紀後半の日本の夏は、1日の平均気温が20世紀後半より4・2度上昇、真夏日の日数は70日程度増え、雨量も19%増加すると予測。気温が3度上昇すれば、雪不足でスキー客は30%減少するとしている。

 同研究所の原沢英夫・社会環境システム研究領域長は「日本でも既に温暖化が原因と見られる影響は顕在化しており、今後、悪影響の範囲が拡大したり、頻度や強度が増すことも予想される」と警告している。

(2005/1/28/01:40 読売新聞)
以上引用
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050127it13.htm