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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

真夏のスーツをやめてポロシャツにしたら得意先が猛烈クレーム(夕刊フジBLOG)

なんなんですか、この大口得意先A社は。
しかも格上格下だの子ども威張りんぼみたいな意識だし。
そういうことを言うのであれば、もちろん社会的に自負があるのだろうから、堂々と社名を出してもらいたい。

夕刊フジBLOG 2004.08.07 記事引用

【サラリーマン大失敗物語】
●今週の失敗者=石山明さん(仮名)、40歳、デザイン会社社長
 「僕は以前から、この真夏に汗だくになってまでスーツを着る意味がよく分かりませんでした。いろいろと文献を調べてみたところ、日本のスーツはヨーロッパの服装をそのままマネしただけだということがわかりました。しかも、ネクタイの本来の目的は防寒具だったんです。こんな高温多湿の国で夏にスーツを着るなんて、そもそも間違っていると思ったんです」(2004.07.31掲載)

 石山さんが日ごろ感じていたことを朝礼で部下に話してみると、ほとんどの若者が賛同した。「僕もおかしいと思ってました。炎天下にこんな格好で営業したら、いずれ脱水症状で倒れてしまう。夏だけでも私服にしましょう」という声が多数挙がった。
 「もともと僕が言い出したことですから、やはり改善しなければ、と思いました。そこで、真夏の暑い時期は綿パンとポロシャツ。個人的に着たければ、浴衣もOKにしたんです。すると、デザイナーたちが会社のロゴを入れた浴衣を制作し、営業に着てもらうことなりました。もちろん、会社の女の子たちも浴衣で仕事です」
 石山さんは、このような服装は会社をアピールすることにもなり、かなりプラスになると予想した。「見た目も涼しくていい」などと社員たちからの意見も好意的だった。ところが、得意先や新規の営業先からは、意外にも猛烈なお叱りを受けたのである。
 大口得意先であるA社が、「君たちはちょっとおかしいんじゃないのか。格上の僕らがスーツを着ているのに、下請け会社がそんな格好でいいと思っているのか!」とクレームをつけてきたのだ。
 「うちは社員の平均年齢が25歳とまだまだ若い会社。だからこそ社会の規約を破ってみようと思ったのですが、長年の慣習はそう崩せるものではないと痛感しました。日本は昔から保守的で『右へ倣え』の世界。少しでも突出した行動に出ると、必ず叩かれる。結局、相手に対してこちらのユーモアセンスや合理性を理解してもらうことができず、いい加減な気持ちだと思われてしまった」
 あまりの不評に業績が激減するのを恐れた石山さんは、元通りスーツで打ち合わせするように指示を出す。会社改革の試みは、得意先の圧力がもとで、たった2カ月で終わってしまった。

●教訓=誰もがおかしいと思っていても、一度出来上がった社会常識を一朝一夕に変えることはできない

http://www.yukan-fuji.com/archives/2004/08/post_118.html