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支局長からの手紙:炎天下の式次第/広島

MSN毎日インタラクティブから一部抜粋。
みんな、子どもの頃の運動会でも、大人になってお呼ばれされた式典でも、同じことを考えているはずですよね。

 主催者代表のあいさつに始まり、経過報告。続いて来賓祝辞が数人。話の中身はほとんど同じです。やっとテープカットがあって行事が始まります。主役であるはずの参加者たちはこの間、待ちぼうけですからたまったものではありません。主催者や来賓は黒っぽいスーツにネクタイ姿で汗びっしょり。いかにも日本的な風景です。

 旧呉市電が松山市から里帰りし、呉ポートピアパークに公開展示された記念式典の例です。一連のあいさつや報告が約45分間続いてテープカット。お祝いのふうせんを上げる役目の園児や試乗を待ちかねた子どもたち、家族連れは、なかなか終わらぬ式典を横目にあくびを繰り返していました。着物姿の松山市の「マドンナ大使」と「くれ観光大使」はテープカットのはさみを手渡すだけの仕事しかありませんでした。

 「呉市民に親しまれていた市電が松山市から帰ってきました。いつまでもみんなで触れ合いましょう」程度のあいさつで済ませ、両大使がテープにはさみを入れるくらいでいいじゃありませんか。式典参加者もラフな服装で。台風が通り過ぎても、酷暑はまだまだ続くのですから。【呉支局長・牧正】<題字は毎日書道会参事・貝原司研氏>

毎日新聞 2004年8月2日


http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/08/02/20040802ddlk34070701000c.html