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いまどきのメンズを語る(2)(繊維ニュース)

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いまどきのメンズを語る(2)(繊維ニュース)

─以下引用─
2006年3月7日 (火曜日)
羽織り感覚がポイント
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出席者
デザイナー
コシノ・ジュンコ 氏
日登美 社長
圖師雅文 氏
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 コシノ これほどメンズファッションにスポットが当たることは、かつてなかったことです。その意味でメンズは、おしゃれへの第一歩を踏み出した感じではないでしょうか。
 圖師 世代別では団塊世代団塊ジュニアが注目ですが、とりわけ後者は感性が高度化していますね。
 コシノ 団塊ジュニアはコンサバのカッコ良さも知っており、またカジュアルからフォーマルまでそれらを当たり前のように上手に着こなしています。TPOもちゃんとわかっている。今の若い世代はジャケットが嫌いでも、それを着なければならないシーンではしっかりと着ます。普段はそれをジーンズなどに合わせ、うまくコーディネートしています。彼らが大人世代になると、今とはまた違った大人ファッションとなっていくでしょう。 
 圖師 そうでしょうね。もっと良くなっていくでしょう。
 コシノ でも最近ではいいスーツを着るようになりました。その意味でスーツに関して、基本は卒業したといえます。次の段階はいかに上手に着崩していくかです。とくに中高年はネクタイを外しただけで戸惑っていましたから、なおさらです。研究しなければならないことはたくさんあり、その意味でも今後メンズはもっと面白くなっていきそうです。
 圖師 そのためにまずは何がポイントになりますか。
 コシノ 羽織り感覚のジャケットやシャツがポイントになりそうです。軽いもので上がきまれば、自然と中もそうなっていきます。カチッとしたジャケットには、セーターやTシャツは似合いませんから。ニット感覚はいいと思うので、それをシャツや布帛でいかに表現していくかです。ただ奇抜なものではいけません。それは着用者が会社、つまり社会の中に常に身を置いているからです。
 圖師 スーツといっても若い世代のそれと、オヤジ世代のスーツとは別物です。オヤジ世代のスーツに、いくら新しいシャツやセーターを合わせても似合わない。とりあえず昨年はネクタイを外しても似合うということで、ボタンダウンシャツが売れた。次の段階に入る今年は、シャツ以外のアイテムにも期待が持てそうです。
─以上引用─