8月、県内記録的猛暑(YOMIURI ONLINE)
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8月、県内記録的猛暑(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100901-OYT8T00106.htm
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熱中症搬送 昨夏の5倍
8月最終日の31日も、県内4市で最高気温が35度を超す猛暑日となった。館林市は今夏、猛暑日が32日、最低気温が25度以上の熱帯夜も29日を数え、ともに観測史上最多を記録。県内で7〜8月に熱中症で病院に運ばれた人は昨夏の5倍近くに上った。しばらく猛暑は続く見込みで、記録更新の9月になりそうだ。
◆前橋は猛暑日3倍
気象庁によると、31日の気温は館林市が38・0度、伊勢崎市と前橋市が36・1度、桐生市が35・7度まで上昇した。
館林市の7〜8月の猛暑日は平年だと9・0日で、今夏は3週間以上も多い。前橋市も、すでに平年の3倍にあたる21日の猛暑日と22日の熱帯夜を記録。昼夜を問わず暑さに悩まされる夏が続いている。
熱中症で病院に搬送された人は急増し、県によると7月は463人、8月は29日現在で524人に。昨年7〜8月(200人)の5倍近くになった。
◆サファリパーク30%減
高崎高島屋のビアガーデンの来客は昨夏より2割ほど増え、約400席がほぼ満杯だ。同店は31日までの営業期間を急きょ、9月中旬まで延長することを検討している。広報担当者は「お盆を過ぎると人の入りは落ち着くが、今年はまだまだ活気にあふれている。9月になっても衰えることはなさそう」と期待する。
29日に営業を終えた高崎市浜川屋外プールの今夏の入場者も、昨夏より約25%増加。併設の室内プールもにぎわいをみせた。
一方、群馬サファリパーク(富岡市岡本)の入場者は、冷夏で盛況だった昨夏より約30%落ち込んだ。こちらの広報担当者は「暑さの中でも動物たちは元気に過ごしていた。見学する人間の方が暑さに負けてしまった」と恨めしそうだった。
◆エアコン・扇風機2倍
日差しが強い日が続き、日傘を買い求める人は今も多い(31日、前橋市千代田町のスズラン前橋店で)
家電量販店では、今なお冷房機器の売れ行きが好調だ。コジマNEW館林店は、エアコンや扇風機の販売台数が例年の2倍以上で、室内の空気を循環させるサーキュレーターの在庫も切れているという。気温が上がると古い冷蔵庫も故障しやすく、買い替え需要は例年より3割膨らみ、「異常な暑さに人間も機械も耐えられない状態」(販売担当者)だ。
スズラン前橋店の婦人雑貨売り場では、日傘の7月の売り上げが前年同月の1・8倍、帽子が1・2倍に伸びた。8月も昨年を上回る勢いで、扇子や手袋なども好調だという。売り場の深沢栄子主任(39)は「女性が男性用の大きめの日傘を買うなど、去年はなかった動きもある」と話していた。
気象庁の予報によると、関東甲信越地方は9月下旬まで、しばらく気温が高い日が続く見通しだ。前橋地方気象台は、健康や農作物の管理に注意を呼び掛けている。
(2010年9月1日 読売新聞)
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