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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

なんとかならない? 暑いファッション(YOMIURI ONLINE)

チェックしたコラムを。

なんとかならない? 暑いファッション(YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/donna/20100806-OYT8T00674.htm

以下引用

 暑い…。殺人的に暑い…。ここ数年、熱帯のようになっていた日本の夏ですが、こっちも歳をとったせいなのか、今年の夏は、格段にこたえます。

 昼過ぎに、所要があって外を歩くと、もうそれだけで、大げさではなく生命の危険を感じる暑さと日差し。余分な荷物を持つのが大嫌いで、日傘を使わなかった私ですが、この夏は日傘必携、忘れるとそれだけで寿命が縮む気がします。周囲を見ると、男性でも日傘をお持ちの方がちらほら。そろそろ来年あたり、男性でもスタイリッシュに持てる日傘が発売されるのではないか、というくらいの猛暑です。

 社に戻ってきたら、ちょうど国会中継をやっていました。いやはや、ものすごい違和感です。町を行く人は、男性でも上着を脱ぎ、ネクタイをむしりとっていたり、クールビズのポロシャツ姿。女性は、風通しのいいワンピースやチュニックにスパッツと、暑さ対策でどんどん軽装になっているのに、画面の中の先生方は、きっちりスーツ姿。ワイシャツからネクタイだけをとった、なんだか連行される人のようなファッションがちらほら見える程度です。

 私は女なので、特に女性議員のファッションに目が行くのですが、もう「暑苦しい」の一言!!(笑)

 おそらく国会内でしか見かけられない原色については、かつての自分も政治部時代、着用していた記憶が濃厚にあるので、何も申すまい(苦笑)。あそこは、なぜか女性がどんどん原色化していく場所なのです(断言、笑)。でも、女性のファッションには、襟付きのワンピースとか、ブラウスとスカートとか、「きちんと見えるけれど、涼しげ」というものがいろいろあるのです。それなのに、なぜあの仕立てのよさそうな(そして暑そうな)スーツばかりが並んでいるのか。人によっては、このクソ暑いのに、スカーフまでしている。この人たちは、外をまったく歩かないのだろうか???? 汗かかないのだろうか? 全部ドライクリーニングなのだろうか???

 議場に入るときの服装規定とか、誰にあっても失礼がないように、とか、いろいろ理由はあるのでしょうが、もう少し、この殺人的な気候に合わせてそうした決まりごとを変えていってもいいんじゃないかなあ、と思います。むしろ、30度台半ばの猛暑の中、がっつり長袖スーツで議論をしているセンセイ方を見ると、庶民とはまったく違うところにいる人だよなあ、それじゃあ私たちが感じているのと同じようには感じていないよなあ、という風に感じてしまいます。

 一流ホテルでの結婚式の打ち合わせに、本来そうしたホテルでは「お断りすることもあるファッション」筆頭格であるはずの、短パンにビーサン(ビーチサンダル)で市川海老蔵さんが現れ、それを誰も不思議に思わない時代です。もうちょっとセンセイ方にも夏らしいファッションをしてほしい。特に、今までの夏はもうちょっと軽装ですごしていたはずの、新人の皆さん、いかがでしょうか。「議員コスプレ」をする必要はないと思うんだけどなあ。
(2010年8月6日 読売新聞)

プロフィール
鈴木美潮 すずき・みしお
読売新聞東京本社文化部記者
 1989年入社。横浜支局を経て政治部。官邸、社会党、外務省などを担当後、Yomiuri Weekly編集部に。2002年から政治部で保守新党自民党などを担当。美空ひばりと特撮ヒーローの熱狂的なマニア。

以上引用