スーツ・ネクタイなんて要らない!はてな版

着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

INAX エネ転換でCO2 17%減〜(FujiSankei Business i.)

チェックしたニュースを。

INAX エネ転換でCO2 17%減 LNG利用、クールビズ効果も(FujiSankei Business i.)

─以下引用─
2005/12/2  
 INAX(愛知県常滑(とこなめ)市、杉野正博社長)は一日、二〇〇八年三月末時点の海外を含めたグループ全体の二酸化炭素(CO2)排出量が、一九九〇年比で17%削減することがほぼ確実になったと発表した。

 日本は二月に発効した地球温暖化防止の京都議定書で、CO2などの温室効果ガスを二〇〇八−一二年までに一九九〇年比で年平均排出量を6・0%削減することになっている。しかし、日本経済の回復基調に伴い、企業の生産活動が活発化、CO2排出量は増加傾向にある。

 環境省によると二〇〇四年度の日本の温室効果ガス排出量は、一九九〇年比7・4%増となり、このまま推移すれば削減目標の達成は難しい状況だ。京都議定書の数値目標を、大幅に上回る排出削減にめどをつけたINAXの取り組みが注目される。

 同社によると、工場で使用する燃料を液化石油ガス(LPG)や灯油から、CO2の排出量の少ない液化天然ガス(LNG)への転換を進めたほか、政府推奨の夏の軽装運動「クールビズ」への積極的な取り組みにより成果が出始めたという。

 CO2削減の最も大きな要因は、生産部門でのエネルギー転換が進んだこと。

 衛生陶器を生産する榎戸工場(同)ではエネルギー転換を進めた結果、炭素換算で年間三千八百五十七トン減らすことができた。

 このほかタイルを生産する上野工場(三重県伊賀市)、伊賀工場(同)でも生産ラインの配置や、焼成炉の稼働効率を向上させることで燃料消費を抑え、CO2排出削減につなげた。

 また、クールビズを積極的に導入することで効果も上げた。六月一日から九月三十日まで、事務所の空調設備の温度を二八度に設定、社員の半袖や背広の脱衣などを奨励した。

 今夏の一カ月平均の電気使用量は前年同期比5%減で、標準世帯百三十九戸分にあたる約三万七千七百キロワット時。約一万六千炭素トンのCO2排出を減らした。光熱費も約三百十七万円削減できたという。

 INAXは一九二四年に伊奈製陶(現INAX)として設立された。タイルの製造からスタートし、衛生陶器やシャワートイレ、ユニットバス、システムキッチンなどの建材・住宅設備機器を幅広く手がけてきた。

 二〇〇一年十月に住宅・ビル建材のトステムと経営統合し、純粋持ち株会社住生活グループ」(旧INAXトステム・ホールディングス)を設立した。

 現在は住生活グループの100%子会社。資本金四百八十五億円。INAXグループの社員数は約一万一千人。

                   ◇

【用語解説】京都議定書

 1997年12月に京都で開催された「気候変動枠組み条約第3回締約国会議」(COP3)で採択された温室効果ガス排出量の削減計画。先進国全体で2008年から12年までの5年間に二酸化炭素(CO2)など6種類の温室効果ガスの平均排出量を1990年比5.2%削減する。国ごとの削減率は異なり、日本は6%。01年3月には米国が京都議定書からの離脱を表明したが、同10月にモロッコ・マラケシュで開かれた「第7回締約国会議」(COP7)で最終合意され、EU、日本などが批准を行った。

 環境省によると2004年度の日本の温室効果ガス排出量は、約13億2900万トンで90年比で7.4%増となった。
─以上引用─

大企業のいい動きがあれば、中小にもその流れが望めますね。