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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

「クールビズで久々にアパレル業界が笑った」( NIKKEI NET)

チェックしたニュースを。

「クールビズで久々にアパレル業界が笑った」( NIKKEI NET)

─以下引用─
MARKETING RESEARCH 更新日: 2005/12/02
(日本マーケティング協会「マーケティングホライズン 
2005年10月号」より)

 省エネルックは不評だったが、今年のクールビズは大成功といってよいだろう。まず、クールビズがどの程度浸透したのかを博報堂生活総合研究所の調査から見てみよう。
 2005年8月1日、東京・名古屋・大阪・3大都市の官庁街・ビジネス街において、サラリーマン5万2801人の夏服事情をカウント調査。各都市とも32度を超えていた。

 暑い夏だったせいで夏素材の上着もパンツもよく売れ、メンズ衣料は久しぶりで絶好調であった。百貨店のメンズブランドの各社は、シャツが130〜150%、フォローができたところでは180〜250%の売り上げアップの大当たりである。

 それに合わせてコーディネートするジャケット、パンツも110〜120%と売り上げを伸ばし、アパレルもこれまでの不況がうそのような好況にわいた。

[ 出勤時・勤務中の移動時の夏服事情(博報堂生活総合研究所)データ画像はこちら ]

 これらの好況の背景には、いくつかのプラス要因がある。

1. フライデーカジュアルの浸透による抵抗感の薄れ。10年ほど前に始まったカジュアル化の動きは数年前から一般企業にも取り入れられ、ノーネクタイ、ノージャケットというスタイルに慣れていた。
2. 現在の管理職の多くは、戦後のファッションマーケットや生活文化をリードしてきた団塊世代であり、率先しておしゃれなシャツを買い、カジュアルな着こなしをしていた。
3. テレビのキャスターや解説者などのノーネクタイスタイルで見慣れることができた。
4. メンズファッションのポイントは襟元のVゾーンにあり、スーツの下に着てネクタイを締めるこれまでのYシャツではノーネクタイ、ノージャケットの格好がつかない。そこで襟を高く、立体的なネックを表現できるシャツが必要になるが、それをもっているビジネスマンは少なかった。


 したがって、ボタンダウンおよび、襟腰にボタンが2つあるドゥーエ、襟腰が高いシャツなどがよく売れたのである。そしてクールビズは単に上着とネクタイを外すということではなく、まったく新しいスタイルやウエアリングが生まれた。シャツのみならず、新しいパンツやジャケットの買い換え需要を生み出し、好業績につながったのである。

 あわせて、関連商品の需要も高まった。襟をあけて着るため、下着はUネックかVネックなどが売れ、オシャレな人にはポケットチーフが売れた。上着を着ないため、手帳や財布を入れるセカンドバッグや、上着で隠せないためベルトも必要になる。それだけでなく、カジュアルな着こなしになれば、おしゃれにうるさい人は靴や靴下、時計なども気になってくる。こうして今年のクールビズはメンズ業界の救世主になったのである。

 本来シャツはスーツの下に着る下着に近い存在だったのだが、一枚でアウターとして着るようになると、当然デザインや柄、生地が多様になることが考えられる。そうなればメンズの売場もレディスのようにディスプレーが必要になり、来年は小売りの店頭が変わりそうだ。今年のクールビズは自分で買い物をする中高年男性が多かった。来年もクールビズ市場はいけそうである。

(TOM代表取締役 柳田信之)
─以上引用─

このブログ運営は、アパレル業界を笑わすためにしているわけではありませんが、サラリーマンの無駄な着衣と肉体的・精神的負担が解消されるのであれば、結果として非難するつもりはありません。
世のサラリーマンが仕事をしやすくなるように、これからも機能的でセンス溢れる提案をしてほしいと思います。

また、夏服事情のデータでは、お得意様に気遣って厚着を続けているというのは、いち早く改善されるべきだと思います。
下請法に盛り込んでもらいたいくらいですね。発注業者の夏季軽装を取引の尺度に入れてはいけないとか、発注元は発注業者に夏季軽装を推進させる!くらいの勢いで。