スーツ・ネクタイなんて要らない!はてな版

着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

東洋紡、「ウォームビズ&クールビズ」展開で新素材提案など取り組み概要を発表(NIKKEI NET)

ニュースリリースをみつけました。

東洋紡、「ウォームビズ&クールビズ」展開で新素材提案など取り組み概要を発表(NIKKEI NET)

─以下引用─
東洋紡ウォームビズクールビズ対応について


 東洋紡は、環境省が提唱する「チーム・マイナス6%」に参加し、冬の暖房設定温度20℃、夏の冷房設定温度28℃のもとで快適に過ごす提案として、「ウォームビズクールビズ」を次のように展開します。

1.テーマ
〜ウォームサイエンス(TM)&クールサイエンス(R)〜
 
 当社は衣服内の快適性を、総合研究所(滋賀県大津市堅田)にある快適工学ラボで長年科学的に研究してきました。そして、衣服内の快適性の主な要因は、衣服と皮膚表面の間の微小な空間の温度・湿度・気流や、衣服から皮膚が受ける圧迫感(衣服圧)、衣服と皮膚の触感(肌触り)であることを明らかにしました。特に、衣服内の温湿度は快適性を決める上で重要な要因であり、温度:32±1℃、湿度:50±10%RH、気流:25±15cm/secのとき、人は快適に感じるといわれています。
 当社はこの衣服内の温湿度の測定評価技術からスタートし、人が衣服を着用し発汗した状態をシミュレーションできるマネキン「TOM(R)III」(気相*の汗を出すマネキン)と、「SAM(R)」(液相*の汗を出すマネキン)を開発し、さまざまな快適素材の開発に役立てています。
 * 気相:日常的または、軽い運動をした時に発する目には見えない水蒸気状の汗
 * 液相:激しい動きのスポーツをした時などに流れ出る液体状の汗

「ウォームサイエンス(TM)」

 今回、当社は「チーム・マイナス6%」活動として、地球温暖化防止を推進していく中で、暖房設定温度20℃の冬のオフィスでも快適なウォームビズのコンセプトに基づき、「ウォームサイエンス(TM)」を冠ブランドとし、独自に設定した快適基準によって、科学的にウォームビズ対応の秋冬素材を提案します。

暖房設定温度20℃でも「ウォームサイエンス(TM)」を実現できる快適基準(シャツの例)
(1)触って暖かい(接触温冷感0.05kcal/cm2/sec以下)
(2)風が通りにくく暖かい(通気性50cc以下)
 (3)ソフト感がある(摩擦係数0.75以上、摩擦係数の変動0.5以下)
(4)暖かい(衣服内温度31℃以上、衣服内湿度60%RH以上)

「クールサイエンス(R)」

 一方、夏の冷房設定温度28℃でも快適なクールビズのコンセプトに基づき、「クールサイエンス(R)」を冠ブランドとし、独自に設定した快適基準によって、クールビズ対応の春夏素材を提案します。

冷房設定温度28℃でも「クールサイエンス(R)」を実現できる快適基準(シャツの例)
(1)触って冷たい(接触温冷感0.075kcal/cm2/sec以上)
(2)風が通って涼しい(通気性50cc以上)
(3)ドライ感・シャリ感がある(摩擦係数の変動0.6以上)
(4)ムレ感が小さい(衣服内温度33℃以下、衣服内湿度63%RH以下)


2.提案素材

「ウォームサイエンス(TM)」素材群

(1)「エクス(R)」
 人体から発する汗を吸って発熱し、衣服内の温湿度を快適な領域にコントロールするアクリレート系繊維糸です。既存繊維(ウールなど)の吸湿率をはるかに超える27%で、吸湿発熱による温度上昇もウールより優れています。また、優れた制電性、難燃性、抗菌性、消臭性とpHコントロール機能を併せ持ちます。
(2)「オメガ(R)」
 特殊改質技術により、天然繊維のやわらかな風合いと吸湿発熱性に優れた快適機能糸です。吸湿率は通常のウールに比べ10%、吸湿発熱性もウールに比べ約3℃向上します。そして、保温性にも優れているため、冬季着用時のヒンヤリ感もほとんどありません。
(3)「セラム(R)A」
 先進のインジェクション技術により、遠赤外線放射セラミックを練り込んだアクリル繊維です。遠赤外線の放射率を最大80%まで高めました。
(4)「エスパサーモ(R)」
 特殊パウダーを練り込んだ自己吸湿発熱ポリウレタン弾性糸です。

「クールサイエンス(R)」素材群

(1)「アルザス(R)PRH(R)50」
 当社が開発した特殊な3層構造糸で、自然の力を利用して、人体から発生する汗や熱を衣服の外にはき出し、衣服内の温湿度を快適にコントロールします。最外層が綿で覆われているので、肌触りも優しく、吸水性にも優れています。
(2)「フィラシス(R)」
 超長綿と特殊ポリエステルフィラメントを、新世代の紡績法で優性結合させた複合紡績糸です。内層の綿を外層のポリエステルがほぼ完全に被覆する糸構造を有することから、湿潤時の肌離れ性に優れ、べとつき感が少なく、多量の汗をかく夏場に最適な素材となります。
(3)「アイスツール(R)」
 ウール/セラミック混ポリエステル複合と特殊機能加工により、太陽光線による熱を遮断する機能と吸湿吸熱機能を併せ持つ清涼感に優れた生地です。
(4)「エスパブレス(R)」
 特殊パウダーを練り込んだ吸放湿性ポリウレタン弾性糸で、ストレッチファブリックにありがちなムレ感を解消します。


3.提案素材の売上げ目標(06年予定)

(1)シャツ 
   ウォームビズ向け企画:100万m  クールビズ向け企画:400万m
(2)ワーキング・カジュアル
   ウォームビズ向け企画:50万m   クールビズ向け企画:100万m
(3)インナー
   ウォームビズ向け企画:80万m   クールビズ向け企画:50万m
(4)レッグ
   ウォームビズ向け企画:100万足  クールビズ向け企画:100万足


4.ジャパン・クリエーション2006への取り組み

 アジア最大の繊維総合見本市「ジャパン・クリエーション2006」で、当社は、「ウォームサイエンス(TM)」と「クールサイエンス(R)」を積極的にアピールします。

(1)日 時:12月7日(水)〜9日(金)
          10:00〜18:00 (最終日は 17:00まで)
(2)場 所:東京ビッグサイト(東京都江東区有明
(3)その他:会場では、当社総合研究所内の快適工学ラボで行っている衣服内の温湿度を科学的に評価する発汗マネキン「TOM(R)III&SAM(R)」をビデオで紹介します。さらに、デモ機により来場者の皆さんに衣服内の温湿度を体感してもらい、当社が科学的に快適性を追求している姿勢をアピールします。


以上

─以上引用─
よろしいのではないでしょうか。