スーツ・ネクタイなんて要らない!はてな版

着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

HOTに“クールビズ” 06夏対応を追う(10)(繊維ニュース)

チェックしたニュースを。

HOTに“クールビズ” 06夏対応を追う(10)(繊維ニュース)
─以下引用─
2005年11月7日 (月曜日)
綿織物産地(3) 綿クレープをクールビズ
 綿クレープをはじめとする強撚織物を特産品とする高島産地。ここでもクールビズへの期待が強まっている。
 綿クレープは緯糸に強撚糸を用いることによって、生地に独特のしぼを表現する。綿本来の吸水性のほか、さらっとした肌触りが特徴で、高温多湿の日本の夏には最適な素材として、肌着、パジャマ分野で高いシェアを持つ。
 同産地ではこれまで、ドレスシャツ分野への販売はほとんどなかったが、クールビズ用シャツで求められる素材特性は夏の肌着に通じる。
 綿クレープの主力分野である肌着、パジャマはニットなど他素材との競合と輸入製品の拡大によって、市場規模としては年々縮小する傾向にある。このため、産地ではアウターなど新規分野の開拓が大きな課題となっていたが、その有力候補として一躍クールビズ用シャツが浮かび上がったことになる。
 高島晒協業組合が展開する二次製品ブランド「高島いろは」に今夏から早速、クールビズ用シャツを加え展開したことからも、クールビズへの期待の大きさがうかがわれる。
 しかし、来春夏物の織物商談は全般に遅れており、ドレスシャツ分野への進出もまだ大きな成果を上げていない。ドレスシャツ分野では安定した販売先を持っていないことや、クレープ特有の縮みがシャツとしてどこまで受け入れられるかといった問題も影響しているようだ。
 しかし、クールビズを狙った商品開発は着実に進んでいる。高島織物工業協同組合では来年3月の衣料用総合素材展「ビワタカシマ」に向け、さらに開発を推進。同産地のクールビズ素材を着実に市場に根付かせていく考えだ。
 これに対して、泉州、大阪南部、知多などの白生地産地ではクールビズを意識した商品開発はあまりない。しかし、和紙や竹などの特徴ある素材を取り扱う機業を中心にクールビズをターゲットとした開発が進展しており、綿の細番手素材で開発に取り組む動きも一部出てきた。
─以上引用─