スーツ・ネクタイなんて要らない!はてな版

着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

根付くか「クールビズ」 (asahi.com マイタウン大分)

トラバ・コメント企画「ノータイノージャケに少しでも関心があれば打ってください!」

以下記事
根付くか「クールビズ

(1)写真と説明を右付けで掲載(2枚連続)

ふだんのスーツ姿

松原さんの提案するノーネクタイスタイル。ポケットチーフがアクセント

 働く人たちの夏の軽装「クールビズ」。環境省が「省エネルック」の代わりに選んだ愛称だ。主にノーネクタイのスタイルを指す。地球温暖化の防止策の一環で、県も6月から職員に「ノーネクタイ、ノー上着」をすすめる。
 「ビジネスの場では相手に失礼」と抵抗する声も根強いが、県は民間企業にも導入を呼びかける方針だ。(山本亮介)
 クールビズは、同省が進める「地球温暖化防止国民運動」の一環。京都議定書発効に伴う二酸化炭素(CO2)の削減目標達成に向け、オフィスの冷房温度を28度に設定して消費電力を抑えるための取り組みだ。
 県も6月から「オフィスから始めるCO2ダイエット」の一環として軽装を導入する。ノーネクタイの半袖シャツを推奨し、庁舎内の冷房の設定温度は真夏でも28度にする。広瀬勝貞知事も軽装で執務する予定だ。
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 熊本県は県庁で98年からノーネクタイを導入、白いポロシャツも可としている。関西などの2府7県と経済団体でつくる関西広域連携協議会では99年の設立当初から、上着なしの「サマーエコスタイル」を提唱してきた。鹿児島県指宿市は5月末から9月まで、会議でもアロハシャツ姿。「観光PRにもインパクトがある」という。
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 県は、県内の企業1千社を目標に、ノーネクタイを呼びかけるチラシを配る予定だ。県生活環境企画課の担当者は「『県庁の職員がやっているなら』と感じてもらえれば。CO2削減には県内挙げての変化が必要だ」と意気込む。
 ただ、ノーネクタイには慎重な声もある。大分銀行大分市)は「導入を検討中だが、お客様第一に考えると容易ではない」。79年に「上着なし、ネクタイなしの開襟シャツで勤務可」とした前例があるが、続いていないという。広報調査グループの担当者は「ノーネクタイも可という社会の受け皿がないと……」と話す。
 滋賀県びわこ銀行では01年夏から、男性行員約800人が半袖ノーネクタイで勤務する。当初は8月に12日間実施したが「夏らしくさわやか」と客の反応も良く、昨年は37日間に延ばした。
 同行本店の昨年の夏場の電力使用量は3年前に比べ約5%減ったという。環境推進室の中山和郎室長(56)は「トップも含め一斉に始めるには決断が必要だが、始めてみれば案ずるより産むが易しです」と話した。
 世の中、ビジネスの場でのノーネクタイには抵抗感が根強い。ネクタイなしでも不快感を与えないようにするには、どうすればいいのか。
 衣料品店「ユナイテッドアローズ大分店」(大分市)のメンズ担当、松原幸一さん(31)は「楽だからと大きめをゆったり着るのではなく、自分の体に合ったものを選ぶだけで見違える」と指摘する。同僚の土屋大悟さん(28)は「スーツは紺かグレー」という人にベージュのスーツを薦める。「白いシャツに合わせれば夏らしい色づかいになり、年代を問わず好印象を与えられる」
 トキハ本店(同)紳士服売り場の畑中則人さん(37)によると、襟の高いシャツはノーネクタイでもすっきりとして見える。「ワイシャツ選びを奥様任せにせず、自分でしてみると、ご自身の魅力を再発見できるかもしれません」
取材後記
 ネクタイを外すだけで体感温度は2度下がるという。IT起業家のノーネクタイ姿に批判が集中したが、温暖化対策は急務。クールビズも徐々に定着するのではないか。少なくとも、階段の上り下りで汗が噴き出す記者にとって、県の取り組みは大歓迎だ。
(5/22)
以上 asahi.com マイタウン大分 引用
http://mytown.asahi.com/oita/news02.asp?kiji=5794