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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

クールビズ:定着するか ノーネクタイ、上着で省エネ 夏の軽装普及図る−環境省(MSN)

トラバ・コメント企画「ノータイノージャケに少しでも関心があれば打ってください!」

以下記事
 「夏はノーネクタイ、ノー上着で仕事を!」と政府が呼びかけている。地球温暖化防止のために職場の冷房温度を上げ、省エネにつなげてもらおうとの狙いだ。環境省は涼しくて見栄えも良く、ビジネスの現場でも通用する夏の軽装を「クールビズ」と命名、普及に乗り出した。この夏、新スタイルは定着するだろうか。【江口一】
 ☆格好良くが決め手
 「今年の夏は原則として閣僚もノーネクタイ、ノー上着にしよう」。今年3月、小泉純一郎首相は政府の地球温暖化対策推進本部の会合でこう呼びかけた。霞が関の中央官庁は冷房温度を国の基準上限の28度に設定してきたが、職員の軽装はなかなか定着しなかったからだ。今年は6月1日から9月30日まで閣僚が率先してノーネクタイ、ノー上着で執務し、職員にも軽装を励行する。国会も同様に検討中だ。環境省は、これで体感温度が2度下がるという。
 財団法人・省エネルギーセンターによると、全国のオフィスで冷房温度を26度から28度に上げると、原油換算で年間31万キロリットル(ドラム缶155万本分)のエネルギーが節約できる。
 夏の軽装の元祖は、79年の第2次オイルショックを契機にした「省エネルック」だ。大平正芳首相(当時)らが半袖上着を着るなどして宣伝したが、定着しなかった。小池百合子環境相は「省エネルックは、格好が悪かった」と言う。
 「クールビズ」の「クール」には「涼しい」に加え「格好良い」という意味もある。小池環境相は自ら著名デザイナーにクールビズのファッションデザインを依頼、世界環境デーの6月5日に愛知万博会場でファッションショーを開く予定だ。奥田碩トヨタ自動車会長ら財界人がモデルを務める。
 環境省は「多くの人が取り組めば、ネクタイや上着なしは失礼という意識も消える」と話す。
 ☆襟元と胸元がポイント
 ネクタイをしない女性は夏場、半袖やノー上着など既に比較的自由な服装を楽しんでおり、過剰な冷房を嫌う声も根強かった。クールビズで工夫が求められるのは、夏でもスーツにネクタイ姿だった男性たちの方だ。
 紳士服専門店などによると、“クール”な着こなしのポイントは「襟元」と「胸元」にある。
 オンワード樫山・メンズビジネスウェア事業本部は「ワイシャツからネクタイを外しただけだとだらしなく見えるが、ボタンダウンなど襟が立つシャツなら、ネクタイなしでもきちんと見える。短い靴下も涼しさを増す」とアドバイスする。
 専門家によると、汗を吸うメリヤス製などの下着を着けた方が快適だ。
 紳士服大手のアオキインターナショナルマーケティング販売促進部の小林千陽(ちはる)次長は「ネクタイの代わりに胸ポケットにハンカチを差すと、胸元にアクセントがつき、おしゃれになる」と言う。上着を着ないとベルトや靴が目立つので、シャツなどとの色の組み合わせも考えた方がよい。
 大丸東京店は、両胸にポケットがある「パイロットシャツ」の販売を十数年ぶりに復活することにした。ポケットが減る「ノー上着」スタイルの選択肢として提供する。
 各社とも夏用スーツやジャケットの素材や加工に工夫を凝らすようになり、通常と同程度の価格で、背中が透けるほど薄いのに着崩れしにくい生地も登場している。
 大丸東京店は「普段は半袖シャツでもOK。その上に羽織るダーク系のジャケットを用意しておけば、どんな場面でも対応できる」と言う。
 ☆民間では既に浸透中
 省エネルギーセンターが昨年5月、関東と近畿地方で環境認証の国際規格「ISO14000」を取得した企業154社に聞いたところ、51・3%が「夏の軽装」を奨励しているか、奨励する予定があり、予定なしの48・1%を上回った。
 奨励しない理由は「長年の慣行」が最も多かった。一方、奨励した企業の46・8%は「業務効率が上がった」と答えた。00年からノーネクタイなど夏の軽装を励行中のキリンビールは「来客からの苦情はない」と言う。
 服飾評論家の石津祥介さんによると、夏でもスーツにネクタイ姿は、日本では約30〜40年ぐらい前に始まった。
 石津さんは「それ以前はクーラーもなく、半袖の開襟シャツ姿などが多かった。スーツにネクタイを守ってきたのは団塊の世代だ。若い人は、自然にノーネクタイ、ノー上着を着こなしている。女性が冷房病にならないため、そしておしゃれのため、男も夏の軽装を楽しめばいい」と話す。
毎日新聞 2005年5月23日 東京朝刊
以上 MSN毎日インタラクティブ 引用
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/env/news/20050523ddm016040171000c.html