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着用による健康被害、過度なエアコン設定で環境への影響はどうでしょう。クールビズ賛成!ノーネクタイ・ノージャケット浸透を!

154回国会 平成14年4月24日 経済産業委員会

これ↓が以前話題になった、当時の国務大臣による「ノーネクタイはネクタイ業界への妨げになる発言」です。

○松島委員 自由民主党の松島みどりでございます。
 今、各委員から、新エネルギーについて、いろいろ技術的な話その他難しい議論がございました。
 私は、前半で省エネルギー、この法律の改正がございますが、省エネルギーについて基本的なことからお伺いさせていただきたいと思います。
 最初は、ちょっと笑われそうな話でございますが、率直な質問でございます。
 省エネルギーというときに、まず基本として夏の冷房の問題、いえ、これは夏だけでございません。今確認しましたら、この部屋も冷房は入っております。きょうは、一七七で確認したら、最高気温二十一度。私は、最高気温二十一度の日に冷房は要らないと感じておりますが。また、この部屋を見ますと、全部カーテンを閉め切って、そして電気をつけている。これは、例えば私の地元の区役所などだと、とにかく省エネしないとお金がないという観点で省エネを進めておりますから、昼休みは全部暗くするし、電気を切りますし、カーテンをしたまま電気をつけるということは考えられない。こういうことが実際に、いろいろなビジネスというか、官庁街でも行われているわけでございます。
 そこで、省エネルギーを推進する意味で、夏の間、背広の上着とネクタイの着用を禁じるような法律、あるいはそういう動きというものができないでしょうか。
 私は、実を申しますと、この男社会と言われる中で何十年かやってきまして、ほかのことは我慢できても、夏の冷房だけは耐えに耐えて生きてまいりました。電車からしてそうでございます。弱冷房の電車を探しますが、これはかなり多くの女性が同じ気持ちを共有しております。これは男の人であっても、例えば農林水産業に従事していらっしゃる方は、そのときに、その季節に一番ふさわしい服装をしている。商店の方、これも、八百屋さんでもお豆腐屋さんでも、何も夏場に背広を着て冷房はかけない。
 としましたら、国会議員というのが国民の模範とは言いがたいかもしれませんけれども、国会議員がまず模範を示して、ぜひそういう運動あるいは法律をつくっていけないか。かつて内閣総理大臣省エネルックという方、いらっしゃいましたけれども、そのファッションセンスがいいかどうかは別といたしまして、新しくつくらなくても、上を着ないだけで大分涼しいですから、大臣、いかが思われるか。
 そしてまた、大臣は、暑がりか、汗かきかどうかということも含めて御回答いただきたいと思っております。

○平沼国務大臣 まず、私はそう暑がりではないタイプであります。
 私は、国民のライフスタイルを変えて、そして、その季節季節にあって快適に過ごすということは必要だと思います。しかし、それを法制化するということは、例えば今ネクタイのことをおっしゃいましたけれども、ネクタイをこの前やめようと提唱した人がいましたら、たちどころにネクタイ製造メーカーの皆さん方が大変お困りになる、こういうことがあります。ですから、あくまでも主体主体のライフスタイルに任せる。
 ただ、非常に日本の場合には、冷房にしても暖房にしても過度にわたっている面があります。せんだってもちょっとお見受けしましたら、松島先生も非常に寒いと、こういうふうにおっしゃっていました。ですから、そういうことを考えますと、やはり自然の中で生まれたお互いですから、自然に順応し、そして自然により近い形で生活をするということがいいと思っていまして、私は、学校教育の中でも個人のいわゆる主体を尊重しながら、そういった形でそれぞれのライフスタイルというものを高めていくことは必要なことだと思っております。

○松島委員 ぜひそれを、法制化は難しいとしても、そういう運動を進めたいなと思っているところでございます。
 暑いときに一枚上着を脱ぐのが常識になるべきであって、冷房の温度を下げる、冷房を強めるのが常識という状況は変えたいなという気がしているところでございます。例えば、ホテルなどで上着を着用に限るというのがある。せめてこれぐらいをやめてもらうための働きかけが、わざわざ省エネルギーの法律改正までするのですから、具体的なこととしてどうだろうかと思っている次第でございます。

以上 154回国会 平成14年4月24日 経済産業委員会 引用
http://www.matsushima-midori.jp/opinion/hatugen/154/140424.html